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【スタバ】人間の高度な欲を掴んで利益を上げる企業【Apple】

一度は利用したことがある スターバックス と、今や世界中の人々が利用するiPhoneを開発した Apple 。 この両者、何か似ていると感じたことはないだろうか? 実はこの両者は、私たちの高度な欲求を利用して、利益を上げる戦略を取っている2大巨頭だ。 マズローの五段階欲求はご存じだろうか? 心理学者アブラハム・マズローが提唱した、人間が持つ5つの欲求を理論化したものだ。 特に先進国では、最低限の衣食住が提供され、そこそこ豊かに暮せるようになっている。 そんな世の中で、今私達は何をやり遂げたいだろうか? 恐らく現代人は、殆ど「 人に認められたい 」という欲(願望)を持っていると思われる。 これは国が統治され、治安と豊かさが保証されてこその欲求だ。 最近だとよく、自己啓発本が売れていたり、セミナーが開かれているのを見かける。 このようなビジネスが流行るのは、人が成長したいという願望を持ちはじめた変化の表れで、良い傾向(?)であることは確かだ。 そんな中、 Apple という企業が現れる。 彼らはiPhoneという電話機能がおまけでついてくる、手のひらに収まる小さなコンピュータを開発し、世に送り出した。 そこには、SNSを利用できるアプリも乗っかるようになる。 さて、世界のあらゆる富と人間性が可視化されたわけだが、人々は次にどんな行動を起こすだろうか? 自己実現を達成している者以外の人間は、どう行動するだろうか? そう「 他人にマウントを取る 」という作業が始まる。 現実でマウントを取れなければ、ネット上でマウントを取るしかない。 だが近年、 ネットも現実の延長上 という環境になり始めた。 じゃあどこでマウントを取るのか? もちろん スタバ に他ならない。 「 不特定多数が居る狭い空間 」こそが、マウントを取ることができる残された場所なのだ。 相手は必ずしも友達である必要はない。 人間は なれたかもしれない身近な存在 に嫉妬してしまう。 だからこそ意識の高い衣類を身に纏い、Macbookを開き、ベジタリアンを装う。 これが現実の最先端だ。 唯一無二の自分を演出できるのだ。 自己実現欲求を満たしている様を他人にみせる心理 は、現代で最も高度な欲求だ。 人類総貴族状態をネットは作り出した。 高度な