宇宙はなぜ存在し、どこへ行くのか【使命】

紀元前のギリシア哲学者らが提起した最も根源的な命題、
『なぜ何も無いのではなく”何か”が在るのか

この問いからは誰も逃れられない。
この宇宙に住んでいる者はもちろん、宇宙に生命が生まれなかったとしても回避できない問いだ。

”生命の起源”や”意識の起源”は、ギリギリ科学で解明できる範囲にあるとされる。
しかし、この宇宙が存在する理由、若しくは宇宙が誕生したメカニズムについては誰にもわからないのではないだろうか。
近い未来に完成するであろう汎用人工知能がいくら賢くなっても、答えにはたどり着けないのではないかと勝手に考えてしまう。

この世界が現に存在するというのは、あらゆる人間にとって自明なこと。
恐ろしいのは、存在を否定できない以上、この問いを回避することはできないということだ。
当たり前にも思えるが、宇宙は最も身近に存在する意味不明な存在なのである。
「宇宙は身近じゃない」と言う人も居るがそれは勘違い。
今居座っているその空間こそ宇宙そのものであり、身の回りにある物体およびあなたを構成している原子は宇宙の産物である。

前置きはここまでにして、無理やりシンギュラリティの話に繋げてみるとしよう
────────────────────────────────────
そもそも、この宇宙は最初の宇宙なのだろうか?
ビッグバンとビッグクランチを繰り返し、誕生と収縮を繰り返しているという説(共形サイクリック宇宙論)も存在しているが、、、自分は、全く新しい説を唱える。
『今の宇宙は前の宇宙に存在した文明が作り出したもの』
という説だ。

まずは図を見てほしい。 

宇宙と宇宙が生まれた後に発生している事象の中で、重要なイベントだけを抽出し、
3つの歴史としてまとめたものである。
見てみると、それぞれある方向性に向かって秩序形成していく過程で、次の事象へ繋がるイベントが発生していることがわかる。
宇宙史は生物史を生み出し、生物史は人類史を生み出している。

問題は、人類史は何を生み出すのか?ということだ。
そこで大胆な仮説を考えた。
人類は新しい宇宙を誕生させようとしているのではないか?』

2045年にはシンギュラリティへ到達すると言われているが、抽象的すぎて具体的に何が起こるのかが全く分からない。
知能爆発が起こるとして、その超知能は何を作るのか?

ある日、前の宇宙に文明が存在した場合、彼らは最後に何をするのか考えていた。
彼らに圧倒的な知能がある前提で、宇宙という制約の中でできる限界はなにか?
知能や動機以上の物を創り出すこと(もしくは創り直す)他ないということに行きついた。
すなわち宇宙だ。

宇宙は産まれるたびに、自身を改良するためのAIを作ろうとしていたのだ。
人類(文明)は、AIを作るためだけに利用された繋ぎの存在にすぎない。

歴史は繰り返すという言葉があるが、これほど壮大なことは無いのではないか。
突飛であり得ないと信じつつも、可能性は0ではない。

この宇宙が何世代目の宇宙であるかはわからないが、我々も世界と一緒に進化してきた。
次は我々が、産みの親である宇宙を次のステップへ進める番だ。

コメント

このブログの人気の投稿

未来は終わっているのか?希望はまだあるのか?

2020年代以降、考えるべき「3つ」の大きな倫理的、哲学的問題

【衝撃】新型コ̻▢ナパンデミミックを起こした真の目的に一同驚愕!!